家にかかるランニングコストを減らす家づくりのポイントについて解説します!
皆さんはランニングコストについてご存知でしょうか。
イニシャルコストを安く抑えて家を安く建てても、ランニングコストやメンテナンスコストが多くかかってしまうと、意味がありません。
そこで、今回は家にかかるランニングコストを減らす家づくりのポイントについてご紹介します。
□家にかかるランニングコストの種類についてご紹介!
まずは、ランニングコストについてご紹介します。
ランニングコストとは、建築後から毎月かかる費用のことです。
維持費や修繕費、光熱費、駐車場代などがこれに当たります。
家の作り方によって後からかかってくる金額はかなり変わります。
次に、家にかかるランニングコストの種類を3つご紹介します。
1つ目は、光熱費です。
光熱費がかからない低燃費の家を選ぶことで光熱費を大幅に下げることも可能です。
2つ目は、修繕費です。
塗装が落ちる、壁が汚れる、ひどい場合は壁が腐ったり、家が傾くということもあります。
サイディングの外壁の場合、塗料は経年劣化で剥げてくるので、雨水浸透などで劣化します。
また、シロアリ防除は5年ごとにメンテナンスが必要になると言われています。
3つ目は、建て替え費です。
現在、日本の住宅寿命は平均で30年前後と言われています。
では、単純に考えて30歳で家を建てたとすると、60歳には建て替えをしなければならないということになります。
□光熱費のランニングコストを減らすための家づくりのポイントをご紹介!
今回は、光熱費のランニングコストを減らすための家づくりのポイントを4つご紹介します。
1つ目のポイントは、高気密高断熱住宅です。
高気密住宅とは、精度の高い建築部材や断熱材によって住宅の隙間をできるだけつくらない住宅です。
高断熱住宅とは、高性能な窓や断熱材によりできるだけ外の空気や温度を室内に伝えない住宅です。
こうした住宅は、外の気温による影響を受けにくいこと、冷暖房機器を効率的に使えることから、光熱費のランニングコストを抑える効果があります。
2つ目のポイントは、外壁です。
外壁の建材となる木やアスファルトには、断熱効果はありません。
そのため外壁の材質や断熱材などによって、断熱性能を持たせる必要があります。
最近では断熱効果のある塗料を用いるケースもあります。
3つ目のポイントは、屋根です。
屋根は、日光を浴びる時間が長く、温度変化も大きくなります。
そのため、屋根の断熱性能や遮熱性能は、光熱費に大きく影響するでしょう。
断熱性能の高い屋根材、野地板の裏に断熱材を張る外断熱、天井の上に断熱材を張る内断熱によって、温度変化を一定にすることで光熱費のコストダウンができます。
4つ目のポイントは、間取りです。
家の形が複雑になるにつれて外気温の影響を受け、冷暖房効率が悪くなります。
部屋の数が多くなってしまうと、設置するエアコンの台数も増え、結果的に光熱費が高くなります。
□まとめ
今回は、家にかかるランニングコストを減らす家づくりのポイントについてご紹介させていただきました。
玄関ドアや窓の主要な住宅設備を気密性や断熱性の高いものにすることでも光熱費に差が生じてきます。
皆さんもランニングコストを視野に入れた家づくりをしてみてはいかがでしょうか。